お祭りの名前はりんご祭り。(Fête de la Pomme)
その昔、この辺りではぶどうを栽培してワインを作っていたそうです。ある年にぶどうの木に病気が蔓延して村の全てのぶどうの木が全滅してしまいました。翌年ぶどうの代わりにりんごの木を植えて、やがてりんごが実るまでになりました。それを祝ってりんご祭りが毎年行われています。
今ではこの辺りでは右を見ても左を見ても、どこの家にもりんごの木が1本や2本はあります。
村のボランティアによって集められたりんごをこのトラックのような機械に入れて絞りりんごジュースを作り、それを売っています。今年は10トン程のりんごがジュースになりました。
こちらが絞られて出てきたジュースを売っている売り子のおばちゃまです。
とても甘くて、色はお店で売っているりんごジュースのような透明感はありません。
同時に蚤の市も行われています。
この村唯一のメイン通り。普段は人っ子ひとりいませんが、この日はたくさんの人で埋め尽くされます。
毎年10月に行われるこのお祭りですが、ボランティアの方々とてもよく頑張っていらっしゃいます。
パリから70キロほど離れたガイドブックに載っていない小さな村のお祭り。パリから少し足をのばすとフランスの素敵な原風景に出会うことができます。
こんな田舎のお祭りがいつまでも続くといいですね。
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この記事担当のパリスタッフ:パリの下町散策ならEtsuko